九州現場だよりScene News

初日の出と2016年最初の見学者-現場だより1月号

◆唐津・名護屋斜坑 濃霧の中から現れた見事な初日の出

新年2016年を迎えようとしていた佐賀県は濃霧に包まれていた。しかしここ唐津市鎮西町にある名護屋斜坑には、快晴の朝が臨んでいた。今年最初のレポートは、鮮やかな初日の出を送ります。

 

午前7時38分、初日は東の東松浦半島の上場台地から姿を見せ始めた。2016年が来た。真っ暗闇のトンネル敷地に明るさがだんだん広がっていく。4分かけて光の先端を西に広げていく時間は、まさに「あさが来た」荘厳な瞬間であった。トンネルの施設や建物が陽に照らされてその姿を現し、昼間に見慣れた様子が周りを取り囲んだ。

 

日韓国交回復50周年の昨年がまさに終わろうとする4日前に、日韓両国政府の劇的歩みよりが見られたこともあり、積み重ねてきた日韓トンネルプロジェクトが今年、大きく飛躍していく予感を感じます。そして、今年最初のトンネル現場見学は、韓国の中高生たち40名であった。1月5日、全羅道・京畿道から休みを利用して日本の文化と温泉を訪ねてきた子どもたちです。日韓の未来を作っていく子どもたちに日韓トンネルの意義を知ってもらい、現場を体験してもらうことは大切なことです。トンネルプロジェクトはすでに日韓を繋いでいます。

 

国際ハイウェイ・日韓トンネルプロジェクトをご支援くださっている皆様方、両国民の皆さま、そして世界の皆さまの今年のご多幸をお祈り申し上げます。本年もよろしくお願いいたします。

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【写真】7時42分、2016年の初日が上場台地に全姿を現す

 

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【写真】初日が敷地、建物を照らし始める

 

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【写真】今年最初の見学者 韓国・全羅道京畿道の中高生たち 1月5日

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