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壱岐調査斜坑の丁張りの作業完了ー現場だより5月号

壱岐調査斜坑口丁張り作業完了

本年2017年10月に予定されている壱岐調査斜坑オープンに向けて日韓トンネル技術委員会との間で斜坑口建設計画の検討を重ねてきた上で、その概略ができ、いよいよ現地での実地工事を開始する前準備として、今回、現場での測量・丁張り(工事着手前に建築物の正確な位置を出す作業)を5月4日と5日の二日間に渡って実施した。

 

今回は丁張りを効率的に進めるため、カメラを搭載したドローンも導入された。高低差が大きく、防風林に囲まれた現場では視界に大きな制限があるが、ドローンで上空から全体地形を確認することで、より的確に、より迅速に作業を進めることができた。調査斜坑口完成後にはドローンによる動画をプロモーション映像に組み込んでいくことも可能であろう。

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ドローン作業

 

幸い天候にも恵まれ作業自体は順調に進行し、予定していた二日間の中で、丁張りが完了し、調査斜坑口および仮設道路の位置が確定した。二日目には今後の具体的な工事計画を検討する会議ももたれ、10月のオープン式に向け、7月に仮設道路工事、9月にトンネル斜坑口工事が行われることとなった。

 

壱岐において調査斜坑口ができれば、唐津、対馬に続く3か所目となり、日本側ルートの主要拠点3か所が確定することで、今後の日韓トンネル実現に向けての大きな意味をもつと思われる。

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調査斜坑中心線(予定)

 

  • 壱岐調査斜坑の丁張りの作業完了 ...

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