JR九州初代社長の石井幸孝氏が26日、オンラインで「九州新幹線とアジア海峡トンネル」をテーマに講演。佐賀空港(佐賀県)を九州新幹線長崎ルートに組み入れ、物流拠点とするよう提言した。
石井氏はこれまで長崎ルートについて、佐賀駅ではなく佐賀空港を経由する持論を展開してきた。福岡空港の拡充に限界があるとして、佐賀を西日本のハブ(拠点)空港にすべきと主張。新幹線の利用客数が人口減少や新型コロナウイルス禍で減り、よりニーズが高まった物流を担うよう訴えた。将来、朝鮮半島と九州にトンネルが開通すれば「佐賀空港が一大ジャンクションとなり、物流大動脈が構成される」とした。
講演は九州平和大使協議会が「九州未来戦略 平和政策学術フォーラム」として主催。長崎、佐賀両県の地方議員をはじめ、九州の大学、議会、経済関係者ら約30人が参加した。
2021/1/28
長崎新聞
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