九州現場だよりScene News

斜坑の搬入路をコンクリート化-現場だより9月号

対馬・阿連斜坑現場の搬入路 コンクリート化に着工し、100mまで進む

日本列島は近年、大雨が数日間にわたって降り続いて、土砂崩れや家屋浸水など大きな災害が全国的に頻発しています。いわゆる「線状降水帯」による災害が、対馬でも昨年から起こるようになりました。日韓トンネル現場では坑口に向かう搬入路が雨により路面がえぐられたり、流れ込んだ土砂が堆積したりして通行に支障をきたしつつありました。特に、今年7月20日に対馬を襲った台風5号は現場に過去最大の被害をもたらし、対馬中心部の厳原(いづはら)には避難勧告まで発令されるほどでした。

 

そこで現在、傷んだ道路の補修とともに搬入路のコンクリート化の工事が行なわれています。まず、急傾斜が続く峠から海岸口までの500mを行なうこととし、現在100mまで進んでいます。これにより、これまで同様、視察団を大型バスで受け入れることができます。

 

対馬は、昨年の「徴用工」問題に端を発した日韓両国政府の対立で、今年7月から韓国人観光客の来島がパタリととまり、観光バスは駐車場に止まったまま、民宿やホテルは閑散とし、街中はすっかり静かなままです。それでも、これまで海外旅行にいそしんできた団塊世代の日本人団体旅行の姿が目につきます。国境離島法による恩恵は対馬への日本人観光客にも及べば、繁栄は長続きするはずです。

 

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【写真】海岸口から上って100m地点までコンクリート舗装が進んだ 8月31日現在

 

そんな中、8月22日に北海道、28日に石川県、29日に愛知県から日韓トンネル・対馬阿連斜坑現場の視察団が訪れました。昨夏に続いて二回目の北海道は推進会議の役員の方々で、国際ハイウェイ構想の大きさとともに「昨年初めて訪れて大自然の素晴らしさに感動した。

 

国境という立場は同じで、隣国との付き合い方は切実なこと。来年は上島の方に行きたい」と言っていた。また石川県は「唐津の斜坑現場はなんども訪れたが、対馬は初めて。対馬は古代から大陸、半島とかかわってきたんですね」と。

 

さらに愛知県からは5人の市議を含む視察で、実現可能性という具体的な質疑応答がなされた。「対馬は雄大な自然の中の現場で、やはり来てみないと分かりませんね」と感想を述べておられました。

 

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【写真】対馬・阿連斜坑口 現場の様子をそれぞれに確かめておられた

 

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