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日韓トンネル推進滋賀県民会議16名が現場視察ー現場だより7月号

日韓トンネル推進滋賀県民会議16名が唐津、対馬の現場を視察、じかに現場を見て感嘆す

7月23、24日、日韓トンネル推進滋賀県民会議16名が唐津と対馬の斜坑現場を視察した。今回は昨年11月に結成された日韓トンネル推進全国会議の宇野治会長(滋賀県民会議議長兼任)を団長とし県議、市議らを含む視察団で、これまでの視察歴史の中でも記念すべき意味合いをもったものとなった。

昨年秋、ユネスコの世界記憶遺産に指定された、江戸時代の「朝鮮通信使」で日本側代表として活躍した雨森芳洲は滋賀県長浜市の生まれで、また宇野会長は、来日して江戸に向かう朝鮮通信使に自宅を宿舎として提供し一行をもてなした末裔でもある。さらに、氏は日韓トンネルの滋賀県の代表とともに、昨年11月、全国会議の代表として就任されているからである。対馬は一気に全国区となった。

 

23日午後、唐津の斜坑トンネルの540mの先端まで下りて行った一行は、掘削された壁をなでながら、「この真剣さはこの場に来てみないとわからないな」と感嘆していた。宇野会長は「現場は予想以上だった、本気だとよく分かった」。また、夫婦で来た初老の夫人は「これまで夫の市議活動を支えて来たけど、今、新しい目標ができた」と日韓トンネル実現への意気込みを語った。

24日、本土より2度涼しい対馬でも猛暑となった朝、さっそく市街地の外れに眠る雨森芳洲の墓にお参りした。竹林の小高い丘に眠る郷土の偉人への胸の高鳴りで、上り坂も一気に登り切る。300年前に日朝友好に尽力した誇り高い先人に宇野会長は献花をし、遺徳に感謝を捧げた。この後、西海岸に建設中の阿連(あれ)斜坑現場を訪ねた。まだ坑口しかできていないが、「唐津と同じものを作ろうとしています。国家プロジェクトにし、日韓両国首脳がここ対馬で調印式をする日を迎えるよう頑張っています」という佐藤博文・当財団理事長の話に一行は皆、滋賀に帰って励む決意を固くしていた。

 

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【写真】宇野治会長が雨森芳洲先生のお墓に献花

 

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【写真】対馬・阿連(あれ)斜坑坑口にて。「さあ、次は海底トンネルを通って韓国に行くぞ!」

 

 

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